２度目のプレゼン4/19
はいどーも、WOGです。また酒飲みながら書いてます。
今日で２度目のプレゼン終了。しかし今回は我ながらめちゃめちゃ趣味に走ったプレゼンをしてしまった・・・(^_^;;)。取ってるのは宗教学の学部の授業でタイトルは"Wilderness and the Sacred"。Wildernessってなかなか日本語に訳しにくいんでそのまま。まぁ、自然のことと考えてくれれば大体重なると思いますが、自然の中に聖性をみとめることは昔から芸術や文学の分野でなされてきたのですけれど、これらをどのように近代主義（と書くよりモダニズムと書いた方が説得力あるよな）批判、ひいては環境主義へと結びつけていくかという授業です。
で、今日は第一回のプレゼンの日でWOGは６人中６番目、一番最後の発表でした。前の人達が時間を食ってくれればWOGの時間は少なくて済む！やったー！と思いつつ臨んだらめちゃめちゃサクサク進んでいってしまって、結局WOGの発表の時間が一番長かったような（泣）。
プレゼンのテーマはWildernessと人間の意味が関係していれば何でもいいということだったので思いっきりWOGは趣味に走ってクラシック音楽をテーマに取り上げました（・・・これが歴史専攻大学院生のやることかよ、おい・・・）。しかも主な題材はオリヴィエ・メシアン。うはははは、誰もしらねーだろーな、こりゃ、と思ったらマジでクラスメートの誰も知らなかった（笑）。しめしめ、これでWOGの完全な土俵だ（笑）。
くどいようですがWOGは大学時代「ピアノの会」なるところに所属してて思いっきりクラシック音楽にどっぷり漬かった生活をしていたので弾く方は勿論聴く方もかなりクラシックに偏ってました（おかげでカラオケではナツメロしか歌えなかった大学時代・・・ある意味笑える）。ショパンのバラード１番（ピアノ作品）が「バラ１」、スケルツォ３番が「スケ３」で通っていた環境にいたお陰でピアノ曲はかなりヘンなものを選んで弾いてきたような気がします。大体最初に会で弾いた曲が自作の曲だったからなあ（笑）。卒業の時に弾いた曲がリヒャルト・シュトラウスのピアノソナタという辺りでWOGのマニアック度が判るでしょう（でも、この曲とってもいい曲なのよ。お暇な方はグールドの演奏で是非聴いてみて下さい）。
で、件のメシアンについてもWOGは友人Ｓちゃんと一緒に大学時代に「アーメンの幻影」の中の１曲「想像のアーメン」を弾いたことがあります（一番簡単なやつである辺りがWOGの限界をしめしてるんですが）。メシアンはとても自然を愛し、特に鳥の歌に関しては山や世界各地まで行って採譜するぐらいに執着していたため、「鳥のカタログ」という曲を残しています。WOGはその中でも最大の曲である「ヨーロッパヨシキリ」を俎上に乗せ、音楽の形式と自然の関係をベートーヴェンの交響曲６番「田園」と比較しながらいかにメシアンの音楽形式がモダニズムを批判するものであるかを論じました。みなさんいきなりわけわからん現代音楽を聴かされた上に配られたプリントが五線譜に音符がわらわらと踊ってるものだったため、きょとんとしてました（笑）。まぁ、それでもWOGが意図せんとしたことは通じたみたいで楽しんでくれた人もいましたけどね。ちなみにメシアンの曲はこんな感じ。はっきり言って普通の厳格な調性と拍子に慣らされた耳には何じゃこりゃって感じなんでしょうね（笑）。でもこれは「西洋音楽」として思いこみもって聴いちゃいけない代物だと思う。MIDIで見つけられたのがこれだけなのでもちっと面白い曲もあるのですが許して。因みにWOGは月並みだけどやっぱり「トゥランガリーラ交響曲」が一番好きです。ああ、プレゼンのためとはいえ、こうやってメシアン聴いてたらもっといろんなもんが聴きたくなってきた〜!!くー!!今最高に「嬰児イエスに注ぐ20の眼差し」を聴きたい気分だぞ！（ピアノはイヴォンヌ・ロリオかミシェル・ベロフかポール・クロスリー希望）でも音源は日本に置いてきてしまったぞ！（笑）
こういうときにアメリカの田舎に住んでるというのは損です。東京であれば池袋のHMVか渋谷のタワレコ辺りに行けば「嬰児」が３種類ぐらいは置いてありますからね。ところでWOGが今回「ヨーロッパヨシキリ」の為に買ったCDはピーター・ゼルキン（彼はどっちかつーと父親の方が有名よね・・・）の演奏で、一緒に収録されてるのが「アーメンの幻影」。しかも演奏がゼルキンと高橋悠治のデュオときたもんだ。なかなかに面白かったけど、でもやっぱりこの曲はアルゲリッチ＆ラビノヴィッチが一番生き生きしてるように思います。アルゲリッチのほとばしる本能に任せた弾きは本当に見事としか言えません。
ああ、酒の勢いに任せてまた好き勝手書いてしまった(^^;)。っちゅうか、WOGのこの跳躍しまくる話題に一体何人の人がついてこられるんだか。すまんね、WOGは精神分裂症なもんでねぇ。
ホームに戻る