日記らしい日記?

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 今日は久しぶりに精神的に余裕のある休日だった。で、やることといえば、延々ビデオのダビング(爆)。まぁ、ビデオサービスをやってるので仕方ないと言えば仕方ないのだが。もともとは友人の方がやっていたサービス。どうやら日本に帰ってしまったくさいのでWOGが少しでも求めている人のために、と始めたが、そうめちゃめちゃ繁盛しているわけでもない。おそらくWOG本人のマメさが足りんのだとは思うが。
 というわけで日曜日のアメリカについて。はっきり言って午前中は宗教タイムなのでどこのスーパーも開いてない。こちらでは日曜日は大部分の人々にとって「教会に行く日」なのだ(とはいえ、最近の若い層は教会に行かない人の比率が確実に増えつつあるが)。慶弔時以外に宗教的な時間を持つことがない日本人にとっては少し奇異に感じるのかもしれない。しかしアメリカ人の側から見れば「宗教という言葉を忌み嫌う日本人こそおかしい」のであって、彼らのしていることは彼らなりに精神的な支えになっているのである。彼らには自分の心の絶対的な支持者になってくれる神がどうしても必要なのだ。では日本には神がいないのか?まぁ、その意見に賛成する人もあろうが、WOGとしては日本にだって神はれっきとして存在すると思う。ただ、神のあり方が違うだけなのだ。アメリカ人が精神の安定を図ろうとしているところの「神」は、おそらく日本では「世間」に対応するのではないか、と最近は思う。日本人によく使われる使い回しで「世間に顔向けができない」というのはまさにアメリカ人の使う「神の前で自らが公正ではない」ということに似ているではないか。

 何の話だ。また理屈に脱線してしまった。今日こそは軽く書こうと思ってるのに(泣)。
 先週の話だが、月曜日にようやく自分のナンバープレートが来た。車を買ってからなんと5ヶ月後。それまではどうしていたかというと30日間有効の臨時プレートを延々くっつけて走っていたのだ。それでよいのか。勿論違法だ。でも来ない物は仕方がない。車を売ったディーラーの所にクレーム付けにいったら「ノースカロライナ州内はもし何かで警察に呼び止められても事情を離せば判ってくれるから大丈夫だよ。僕たちもどうして遅れているのかが判らないんだ」との返事。アメリカ人のルーズさにはもう呆れるという意味で慣れてしまったWOGは4ヶ月位は待っていたが、さすがに年が変わってからは堪忍袋の緒が切れて「いい加減にしてくれ」と暇がある度にディーラーに文句を付けに行ったものだった。
 遅れた原因は複数あったらしい。まずひとつは車が転売に転売を重ねて現在のディーラーの手に渡ったために必要書類のひとつがどこかで紛失してしまったこと。もう一つはWOGが車を買ったときにはまだノースカロライナ州の免許を持っておらず、国際免許証で代用していたこと。ノースカロライナ州の州法によれば、ノースカロライナ州の免許をもたなければ車は運転することが出来ない。たとえ国際免許証があったとしてもどうも不具合が起きてしまうらしいのだ(特に車を買うときにはそういうことがまま怒りうるらしい)。日本人でこのノースカロライナ州にいる人の中にはこっちにきて半年以上も州の免許を取らずに国際免許で通している人はざらだが、もしWOGがそうしていたならば、ナンバープレートが来るのは更に遅れたかも知れない(汗)。・・・よかった、最初にムリして免許を取っておいて・・・(この辺の経緯は昔の日記を参照されたし)。そして最後に、WOGは働いてないので社会保険番号(Social Security Number)を持ってないこと。こちらではこの番号は自分を個人として識別する為には欠かせない番号なのだが、働いてなければ直接登録の必要に迫られるようなケースに遭遇することは殆どないため、WOGは持ってなかったのだ。いずれにせよ、WOGが外国人であったということでの理由が大きかったらしい。やはり、外国人にとってはなかなか面倒くさいものである。まぁ、日本に比べれば全然厳しくはないが。
 ともあれ、これでやっと安心して州外に出られるようになった。こんなサウスカロライナにめちゃめちゃ近いところで州内でじっとしているのははっきり言って拷問だった。5月にはインディアナまでドライブに行く予定だし、これで心配がなくなったわけである。
 
 アメリカでは日曜日に店が開くのは大体午後11時からだ。WOGはそのことは覚えていたので昼過ぎに外出して写真の現像と焼き増しを頼んできたが、日曜日は店が開くのが遅いと同時に店が閉まるのも早いのを忘れて思いっきり現像した写真を取りにいけなかった。それどころか、ちょっとぐずぐずしていたおかげで昨日こわしてしまった洗面所のトイレットペーパーのローラーを壁にくっつけるための接着剤すら買うことが出来なかった(泣)。明日行かねば。

 週末はいつもBorder'sというサウスパークモールの一角にある本屋で雑誌を立ち読みならぬ座り読みをするのがWOGの日課となっているのだが、ここでまたもやWOGは黒人にーちゃんにナンパされてしまった(苦笑)。というか、彼には一度会ったことがあるらしかった(自覚がない自分に笑える)。そういえば2週間ほど前にいきなり「キミは日本語を話すかい?」と話しかけてきた黒人のにいちゃんがいたっけな。WOGはその時「Yes」とだけ相手の顔も見ずに答えて本屋から出ていってしまったのだが、どうやらそのにいちゃんらしかった。WOGの顔を見て「やあ、今日はどう?」と話しかけてきたが、WOGはちらっと見ただけで雑誌を読みつづけた。にいちゃんはどうしてもWOGと会話をしたいらしく、WOGの腰掛けていた椅子のすぐ横に椅子を持ってきて「中国人なの?」だの「アジアの言葉をしゃべる人なの?」だの事ある毎に小声で聞いてくる。WOGは律儀なので(笑)首を横に振ってみたり(中国人質問)、「まあね」(アジアの言葉質問)などと適当にあしらって全く相手にせず、雑誌を読んでいたらどうやら諦めたらしく「僕はもう行かなきゃいけないんだ。会えて嬉しいよ」と言ってにーちゃんは立ち去っていってしまった。やれやれ。
 こうやってあしらったからと言って別にWOGには彼氏がいるわけでもない(っつうか、この年になってもそんなものできた試しがない)し、全くの男嫌いというわけでもない(日本のオヤジは大っ嫌いだが)。ましてや黒人にいちゃんが嫌いというわけでもない。WOG的価値基準からすれば知性を感じる黒人のおにいさんは非常に魅力的で、そんじょそこらのバカな白人のオトコなんかより全然好みなのだ(顔や性格がかわいければ尚好みである/爆)。ただ、今回はWOGの気に入らなかっただけである。まず最初に「日本人」だの「アジア人」だの聞いてくるところが癪にさわった。見りゃ判るのにわざわざそんなこと聞いてどうするんだ。どーせアンタ達はアジア人の女を「自分の言いなりになるマスコット」ぐらいにしか考えてないんだろうが。自分の意見をしっかり貫き通すアメリカの女性と渡り合えないもんだからアジア人の女っていう幻影を追っかけてるだけなんじゃねぇのか?お前ら。
 それにしてもWOGをナンパしてくるのは見事に黒人にーちゃんばっかりというところがかなり笑える。WOGは黒人にーちゃんに特別に効くフェロモンでも出してるのだろうかね(爆)?その割にはかわいい黒人の男の子が引っかからないのが惜しすぎ(笑)。今まで会った中でボストンで会った男の子はものすごく頭が良い子で最高に好みだったなぁ。連れ付きだったけど(爆)。かわいさでいったらワシントンDCの議会図書館のクロークで働いていた子は笑顔が最高にキュートでこっちまでにやけてしまったけれど(笑)。え?しのごのいわんと自分からそういうのをナンパしに行け?ははは、WOG、これでもシャイですから(爆死)。

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